薄毛の原因というとストレスを思い浮かべる人が多いと思います。
実際ストレスが薄毛・抜け毛の原因になるのかというと、直接的な原因というよりは間接的な原因になりうると考えられます。
では、薄毛・抜け毛に間接的に繋がるというのは、ストレスによるどんな影響からでしょうか?
ストレスが薄毛に繋がる理由
血行不良
髪は毛母細胞に血液によって栄養が運ばれ、細胞分裂を繰り返すことで成長します。発毛・育毛には血行が大事、血行促進、血管拡張などというのはこういうところからです。しかし、ストレスによって血流を司っている自律神経が緊張して収縮してしまうと血行が悪くなってしまいます。そうして栄養を運ぶ血液が減少してしまうと本来の発毛サイクルが乱れ、さらには薄毛が進行してしまいます。
睡眠不足/睡眠障害
ストレスによって自律神経が乱れてしまうと、起きるのは血行不良だけではなく、睡眠にも悪影響を及ぼします。寝つきが悪くなったり、すぐに起きてしまう、寝てはいるものの休息が取れていないなど睡眠の質の低下を招きます。更に寝付けないでいるとストレスの原因になっているような悪いことを考えてしまうなどの悪循環に陥ることも。発毛・育毛のゴールデンタイムと言われる22時〜02時は特に髪の毛が生成される時間帯とされています。この時間にしっかりと眠り、成長ホルモンを活発に分泌させることが発毛・育毛に大事なのです。
暴飲暴食
ストレスがたまると暴飲暴食をしてしまう、というのはよく聞きますね。発散方法を持つことは大事ですが、しかし、暴飲暴食はもちろん良くありません。量ももちろん問題で、腹八分目が好ましいですが、ドカ食いしやすいもの傾向としてもファストフードや揚げ物、お菓子などのジャンクフードになりがちです。発毛・育毛のための食事には髪に、健康に良いものをバランス良く適量摂ることと、逆に悪いものを摂らない、出す、ということが大事になります。
内臓機能の低下
ストレスにより自律神経が乱れると内臓機能の低下も招きます。内臓機能の低下とは内臓が弱って働きが落ちている状態です。病名のつく病気ではないものの、健康でもない状態、進行、悪化すると内臓疾患などの症状が現れます。ほとんどの内臓にストレスが影響します。体が健康を保っているのは一つ一つの臓器がしっかりと機能し働いているからですが、これらのバランスが崩れると体は不調な部分の修復を行わなければなりません。髪を作ることは後回しにされ、生命維持に必要な器官が優先されるので、髪が抜けてしまったり、生えてこないといったことにも繋がります。
ストレスの原因と対処の仕方
現代社会で生活している以上、一切のストレスがないという人はなかなか居ないでしょう。日々様々なストレスに晒されている人がほとんどです。そこで大事なのは、ストレスを少しでも軽減すること、発散することです。ストレスにも様々あり、避けられるもの、解決することでなくなるものはそういった努力をすれば良いですが、本人の努力だけではすぐにはどうにもならないものもあります。仕事のこと、人間関係、家族のこと、責任や重圧、身体的なこと、薄毛もストレスになりえます。気の持ちようという言葉の通り、上手く気を持つことで、同じ状況でも精神的な負担には大きな違いがあります。上手く受け流せるような思考を持てるように考えられると良いですね。また、ご家族などの理解、強力で負担がガクッと減ることもあるでしょう。
ストレス元そのものとは関係なく、日々、趣味に没頭したり、運動をして汗をかいたり、感動したり、思いっきり泣いたり、笑ったり、そういったことがストレスの発散になります。逆に言うとそういう時間を持つこともできないほど、余裕の無い状況の場合は、なんとか、そういう時間を作るようにしたいですね。是非ご自身にあったストレス発散法を見つけて下さい。