発毛のためには何を食べた方が良いですか?よく聞かれることですが、大事なのはそもそもの健康のためにバランスの良い食事が取れているかどうかということです。その上で、髪のためにもう少しこうしようとか、不足しているものを補えるように何を摂るといいのかなどを考えていくのです。海藻類だけを食べたり、リンゴを食べたり、もちろんそれらも良いですが、栄養素はそれらが作用するために他の栄養素と綿密に絡み合っています。明らかに不足しているものがあればしっかり摂れている栄養素ですらしっかり働きません。抗酸化や腸内環境も大事ですが、まずは基本のバランスの良い食事から抑えていきましょう。
バランス良い食事のキーワード「まごわやさしい」
和食が健康的な食事だというのはよく聞きますね、特に私たち日本人の体には合ってると考えられています。欧米の食文化が入ってきたり、飽食な時代になった事で生活習慣病などが増えたり、薄毛人口の増加に関しても無関係ではないと思われます。欧米の食文化の是非はともかく、やはり健康的な食事のベースは長い間日本人が食べてきた和食が中心になってきます。海外でも日本食がヘルシーだと注目されていますね。
さて、「まごわやさしい」ですが、聞いたことのある人も多いと思います。健康的な、バランスの良い食事をとるための和の食材の頭文字から来ています。順に紹介していきますね。
「まごわやさしい」ま→豆→大豆、豆腐、納豆、黒豆、小豆、油揚げ
大豆は畑の肉などと言われるほど良質のタンパク質を含み、ミネラルも豊富で栄養バランスの良い食材です。生活習慣病予防に効果的!豆腐や納豆なら毎日でも食べやすいですね。ちなみに大豆そのままや納豆よりも豆腐の方がタンパク質を吸収しやすいそう。逆に豆乳ベースで作られるため豆腐になると食物繊維は少なくなります。
「まごわやさしい」ご→ごま 他にアーモンド、くるみなどのナッツ類
ごまやナッツ類はタンパク質、ビタミン、ミネラルが豊富で抗酸化栄養素や不飽和脂肪酸なども含みます。これらも毎日摂りやすいですね。
「まごわやさしい」わ→ワカメ、のり、昆布、ひじき、もずくなど
海藻類はカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが豊富。美容やアンチエイジングなどでもよく取り上げられますね。食事の際はこの海藻類や次項の野菜をまず食べることで血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
「まごわやさしい」や→野菜(ピーマン、ほうれん草、トマト、ブロッコリー、白菜、キャベツ、セロリ、)
βカロテンやビタミン、食物繊維が豊富。皮膚や粘膜を健康に保ち、抵抗力を強化します。1日350gが目安で、緑黄色野菜1/3、淡色野菜2/3が好ましいとされています。なるべく少量でも多くの種類の野菜を摂りましょう。
「まごわやさしい」さ→魚 アジやサバなどの青魚、鮭など
DHAやEPA・タウリンが豊富。血中のコレステロール濃度を下げ、血液をサラサラにしてくれます。疲労回復効果。毎日、毎食とは言わずとも、定期的に魚料理を食べれるといいですね。
「まごわやさしい」し→しいたけ まいたけ、マッシュルーム、しめじ、エリンギ、なめこなど
しいたけはビタミンDを多く含みます。特に日光に当てて作る干ししいたけはよりビタミンDを多く含んでいます。ビタミンDはカルシウムの吸収になくてはなりません。その他きのこ類はビタミンやミネラル、食物繊維が豊富。
「まごわやさしい」→いも じゃがいも、サツマイモ、里芋、山芋など
炭水化物・糖質やビタミンC・カリウム・食物繊維が豊富です。根菜は腸内環境を整えてくれる美容効果も。また、熱に弱いビタミンCですが、ジャガイモのビタミンCはデンプンに包まれているので壊れにくいという特徴があります。
毎日の食事が体を作ります
「まごわやさしい」を取り入れて是非バランスの良い食事を!
体にいいとわかった途端、あれもこれも取ろうとして食べ過ぎないように、腹八分目で!
また、普段ファストフードやコンビニばかりで摂ってないものばかりだという人は少しずつでも食事の取り方変えていけるよう習慣作りをしていきましょう。